はじめに
会社だとアプリも自由にインストールできないので
Windowsの標準機能のみでランチャーを実現する。
タスクバーのツールバーをランチャー化する
タスクバーにツールバーとしてフォルダを指定するとフォルダ内のファイルを
コンテキストメニューとして開けるようになる。
アプリなどのショートカットをフォルダに入れるだけでランチャーとして使用できる。
設定方法
1.All Usersのスタートメニューフォルダに「la」フォルダを作成する
※la=launcherの略
※スタートメニューからも開けるようになる
スタートメニューには必要ない場合、フォルダはどこでもよい
ファイル名を指定して実行(Win + R)で「shell:Common Programs」を実行
All Usersのスタートメニューフォルダが開く
例)Windows10の場合
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs
2.タスクバーを右クリック → ツールバー → 新規ツールバーをクリック
3.「la」フォルダを選択
4.タスクバーに「la」フォルダが表示され、階層メニューのランチャーの出来上がり
- 「la」フォルダの下にフォルダを作るとメニューが階層化される
- 表示順はファイル名ではなく、任意。使いやすいように移動(ドラッグ)可能。
- フォルダを指定すればなんでもランチャー化するのでリンク集にしてもよい。
ファイル名を指定して実行をランチャー化する
さらにマウスを使わずにキーボードのみでランチャーアイテムを呼び出せるようにする。
Point
- ファイル名を指定して実行(Win + R)からアプリを呼び出す
- スタートメニューに作ることでWinキー + ショートカット名だけでアプリが起動できる
- アプリはショートカットで起動させるので呼び出し名は自由に決められる
- アプリだけでなく、よく使うフォルダへのショートカットを登録してもよい
設定方法
1.ユーザ環境変数の「Path」に「la」フォルダパスを追加する
システムのプロパティ Win + R 「sysdm.cpl」
詳細設定タブ > 環境設定 > ユーザ環境変数
例)Windows10の場合
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\la
補足 環境変数
Windowsの環境変数には2種類ある。ユーザ環境変数とシステム環境変数。
ユーザ環境変数はサインインしているアカウントのみに適用される。
システム環境変数は全てのアカウントに適用される。
トラブルを避ける為、環境変数をイジるときはユーザ環境変数に追加したほうがよい。
環境変数は定義した順に優先される。
2.アプリケーション実行ファイルのショートカットをlaフォルダに作成
3.呼び出しに使いたい名前にリネームする
あとはファイル名を指定して実行からリネームした名前を呼び出すだけ
最強ランチャーショートカット名一覧
名前は短ければいいってもんじゃない。
多少文字数があっても覚えやすい名前にしたほうがよい
すでに存在する名前を付けてしまわないように
名前を付ける前に一度「ファイル名を指定して実行」で試したほうがよい。
例
アプリケーション名 | 呼び出したい名前 |
---|---|
Google Chrome | chrome |
TeraTerm | tterm |
リモートデスクトップ接続 | rdp |
WinMerge | winmerge |
メモ帳 | memo |
サクラエディタ | sakura |
keepass | pw |
Notion | notion |
Evernote | evernote |
既存のファイル名を指定して実行で呼び出せるコマンドはコチラ
ファイル名を指定して実行 - nKB
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